忘れちゃうから書いておくことにしたφ(-ω-。`)。新しいマシンにを使うたびに古いマシンを見ながらセットアップするのは意外に手間だったり省エネでもないし。。。そんな感じで本年も宜しくお願いします。
■ダウンロード
eclipseのサイトから、Eclipse for PHP Developersを選んでダウンロードする。別のパッケージでもイイんだけど簡単にできるにこしたことはない。また、個人的にはPHP用のeclipseとしてJava用とは別にセットアップするのをお勧めする。
■起動
解凍後、eclipse.exeをクリックして起動する。workspaceはxamppのhtdocsディレクトリを指定するのが良いと思う。起動後、workbenchをクリックする。
■プラグイン
日本語化
まず、Pleiadesからプラグインをダウンロードする。
次に、ダウンロードしたファイルを解凍し、含まれているディレクトリ(plugins、featuresの二つ)をeclipse本体の同名ディレクトリに上書きする。
最後に、eclipseのディレクトリにあるeclipse.iniに以下のラインを追記する。
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
Macの場合
eclipse/Eclipse.app/Contents/MacOS/eclipse.iniのファイルに以下を追記する。
-javaagent:../../../plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
日本語化の別解1:All in oneパッケージを使う
PleiadesからAll in Oneパッケージをインストールすると最初から日本語化されている。但し、現時点では32bit版のwindowsパッケージしかない。
日本語化の別解2:Babelを使う
まず、BabelのBabel Update Sitesの中から、eclipseのバージョンに合ったURLをコピーする。
次に、Eclipseに戻り「help > Install New Software」を選択し、Work withの欄に上述でコピーしたURLをペーストすると、各種言語が表示されるので「Japanese」だけ選んでインストールする。
但し、Windows Vista(32bit版)と7(64bit版)のPCを使用しeclipse 3.6の場合、ビューが開かなくなるという致命的な不具合が起こった。また、日本語化されていない部分がPleiadesより多い。
subversive
Gitブームだけど、まだまだ実際のプロジェクトでは現役なのでプラグインをインストールする。
まず、「ヘルプ > 新規ソフトウェアのインストール > 有効なソフトウェア・サイト」を選択し、フィルタに「subversive」と入力する。
次に、ピックアップされたURLのチェックボックスにチェックを入れOKをクリックしたら、作業対象の欄に「http://download.eclipse.org/technology/subversive/0.7/update-site/」と入力する。一覧にパッケージが表示されたら、全部選択しインストールする。
egit
やっぱりGit環境も必要なので以下のサイトを使用してプラグインをインストールする。
http://download.eclipse.org/egit/updates/
拡張フォーマット
より細かいフォーマット設定をPDTで行うためのプラグイン。sourceforgeからダウンロードしてインストールする。
Quantum Database Utility
データベースを操作するプラグイン。phpMyAdminがあるから必須というわけでもない。
まず、Quantum Database Utilityのサイトからダウンロードし、解凍したファイルをeclipseのプラグインディレクトリに配置する。
次に、MySQL JDBC(MySQLのJava用ドライバ)が必要なので、サイトからダウンロード・解凍したファイルの中の「mysql-connector-java-5.x.xx-bin.jar」を「C:\xampp\mysql\bin」に配置する。
MakeGood
PHPでテスト駆動開発をしたいのでインストールする。
ます、作業対象の欄に「http://eclipse.piece-framework.com/」と入力する。一覧にパッケージが表示されたら、「MakeGood」を選択しインストールする。
MakeGoodでのユニットテスト
Eclipse PDT 上でユニットテストを実行するためのテストランナーで、PHPUnitにも対応している。
ユニットテストのコード例
PHPUnitでは、例えば以下のようなテストコードでユニットテストをすることができる。今回の開発環境の構築には直接関係しないがなんとなく掲載しておく。
require_once 'PHPUnit/Framework.php'; require_once 'Shain.php'; class ShainTest extends PHPUnit_Framework_TestCase { /** * testGetName * 社員の名前でインスタンス化し * getNameしたときに正しく名前を返すかチェックする */ public function testGetName() { $shain = new Shain('yamada'); $this->assertEquals('yamada', $shain->getName()); $shain = new Shain('tanaka'); $this->assertEquals('tanaka', $shain->getName()); } }
上述のテストコードは以下のコードに対応する。
class Shain { private $_name; /** * __construct * @param string $name */ public function __construct($name) { $this->_name = $name; } /** * getName * @return string */ public function getName() { return $this->_name; } }
ちなみにテストコードのコメントは丁寧に細かく書くこと。
■設定
「ウィンドウ > 設定」をクリックする。
テキスト・エディター
「一般 > エディター > テキスト・エディター」で「行番号の表示」と「空白文字の表示」にチェックを入れる。
文字コード
「一般 > ワークスペース > テキスト・ファイルのエンコード」で「その他 > UTF-8」を選択する。
タブ
「PHP > コード・スタイル > フォーマッター」でタブポリシーをスペースに、サイズを4にする。
PHP Executables
「PHP > PHP 実行可能ファイル」で「追加」をクリックし、以下のように設定する。
- 名前
- PHP_5.3.1
- 実行可能ファイル・パス
- C:\xampp\php\php.exe
- /Applications/XAMPP/xamppfiles/bin/php
- PHP ini ファイル
- C:\xampp\php\php.ini
- /Applications/XAMPP/etc/php.ini
- SAPI Type
- CLI
- PHP デバッガー
- XDebug
PHP インタープリター
「PHP > インタープリター」でデフォルトを設定する。新しくプロジェクトを作るときにも設定できるのでプロジェクトごとにバージョンが違ったりしている場合はそちらでも設定する。
PHP マニュアル
「PHP > PHP マニュアル」で「新規」をクリックし、以下のように日本語マニュアルを追加する。
- 名前
- PHP.net/ja
- リモートサイト
- http://www.php.net/manual/ja
追加したら選択状態で「デフォルト」をクリックする。
デバッグ
「PHP > デバッグ」で以下のように設定する。
- PHP デバッガー
- XDebug
- サーバー
- Default PHP Web Server
- PHP 実行可能ファイル
- PHP_5.3.1
PHPライブラリー
「PHP > PHPライブラリー」で「新規」をクリックし、「PEAR」と入力し「Add to enviironment」にチェックを入れた後、「外部フォルダーの追加」をクリックし「C:\xampp\php\PEAR」を指定する。
但し、このままでは「MakeGood」でインクルードしてくれないので、プロジェクトで右クリックし「プロパティ > PHPインクルード・パス > ライブラリー > ライブラリーの追加」で上述の「PEAR」を追加し、パスを通す必要がある。
アウトラインビュー
メソッドの戻り型を表示したいので、「PHP > 外観」の「メソッド戻り型の表示」にチェックを入れる。
■表示
タスク
//TODOなどのコメントを一覧表示してくれるプロジェクトの味方。
「ウィンドウ > ビュー > タスク」をクリックして表示させておく。
テンプレートファイル
CakePHPの.ctpファイルなどPHPとして表示して欲しい場合は以下のように設定する。
- 「一般 > コンテンツタイプ」の「PHP Content Type」に*.ctpを追加する。
- 「一般 > エディタ > File Associations」の「PHP Content Type」に*.ctpを追加しPHP Editorをデフォルトに指定する。
再起動すると.ctpファイルがPHPと同じようにカラーリングされる。
■XDebug
xamppに含まれているXDebugを前回の記事を参考にして有効にすればPHPのステップ実行も可能になる。